ファーストコンタクトメール編/出会いメールテクニック講座
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ファーストメール作成の前に
実際にメールを作成する前に、ネット出会いにおけるマナーをまず確認しておきましょう。
ネット出会いは気軽にコミュニケーションを図りやすい部分がありますが、お互いに全く面識のない同士ということを忘れてはいけません。日頃気を配っているマナーやエチケットは、メールの中ではことさらに意識して守らなくてはいけません。
従って、最初は特に相手の年齢や性別、職業に関係なく、あまりにも親しげな言葉遣いは避けた方がベターです。必要以上に敬語を使う必要はありませんが、“丁寧な言葉で話しかける”というようなイメージを持って出会いメールを作成していきましょう。
実際に何を書くか
さて、ルールやマナーを踏まえた上で、実際にどういった内容のメールを書くといいのかについて考えていきましょう。
ファーストメールに欠かせない要素は、「簡単な自己紹介」と「相手への質問」の二つです。
まず、「自己紹介」部分について。最低限必要なのは、名前(ニックネーム)、年齢、職業、地域、出会いの目的の4点です。この4点はプロフィールを作成する際に既に書いている場合が多いですが、メッセージ中に簡潔に書いておくことが重要です。
それはなぜかというと、一般的に相手にメールが届いた場合、プロフィールとメッセージが同時に表示されることはほとんどないからです。相手の辿る流れは、こちらから送ったメールを読む⇒“メッセージに興味をひかれたら”⇒こちらのプロフィール画面にジャンプ。というものです。
つまり、場合によってはいかにプロフィールに魅力的なことを書いていても、メッセージで興味をひくことができなければ自分のプロフィールさえ相手に読んでもらえないという悲劇的なケースだってあり得るということです。
こうした事情からメッセージ中に簡単なプロフィールを記しておく必要性が出てくるというわけです。
次に、「相手への質問」部分について。これもまた非常に重要です。自分がメールをもらった場合、どういった内容だと返事をしやすいでしょうか?おそらく、何かしらの質問をされた場合は割りと返信メールが書きやすいと思います。
逆に何の質問もされず、一方的に自分の言いたいことだけを述べただけのメールには返事をしたいと思わないというより、返事をしにくいと思います。相手からの返信を自然と引き出して会話をつなげていくためにも、相手のプロフィールや掲示板の書き込みの内容を踏まえて、文章の末部分を質問・疑問で終えるとよいでしょう。
メッセージ作成のポイント
メールのやり取りを途切れさせないためのポイントは文章の最後を疑問系で終えることと、前項でも述べましたが、その他にも基本的なポイントがあります。
それは、言葉の使い方です。これはメールに限らず文章全般に言える基礎的なことですが、大事な部分をまとめてみましょう。
- 「そして」「だから」などの接続詞を多様し過ぎない。(“は”“の”“ですが”など、同じ接続詞を連続して使わない。)
- 文章はできるだけ簡潔にまとめる。(具体的過ぎて長々と書くのは禁物。)
自分が気に入った相手への初めてのメールですから、自分のことを知って欲しいという気持ちから言いたいこと、伝えたいことがたくさん出てくるのはわかりますが、できるだけ無駄をそぎ落として簡潔にメールを書くことが大切です。
自分の言葉で書く重要性
相手の興味を引く文章、あるいは、相手に好感を抱かせる内容の文章とは、どういった内容のものでしょうか?これも自分に照らし合わせて考えると見えてきます。
当たり障りのない、ありきたりな内容の味気ない文章には誰も関心を抱きません。よくある失敗のパターンとして、他人が作った模範的な文章に手を加えてメッセージを作成するケースがあります。確かに、模範的な文章は簡潔でスッキリまとまっていて、読みやすいものですがそれでは相手の気をひくことはできません。
それは、“自分の言葉”で書かれていないからです。言葉、文字にはその書き手に人柄や性格がにじみ出てくるものです。それが相手に伝わるからこそ興味をひくこともまたできるのです。模範的な文章は確かに見た目にはキレイですが、どこか味気ありません。メールこそが最大のコミュニケーションツールの一つであるネットでの出会いにおいては、尚のこと自分の言葉で、メールに自らの思いを込める努力をしましょう。